『配当株投資実践者の株うさぎ』です。TOEIC(L&R)のスコアを半年で670から835点に上げた私が勉強中に活用していた、英字新聞「The Japan Times Alpha」の魅力を英語学習者に共有したいと思います。
以下のような方は一読の価値ありです。
【「The Japan Times Alpha」をオススメしたい人】
- TOEIC(L&R)のスコアアップを目指している学習者(スコア:400〜600点→800点以上)
- 英語を読むということに慣れたい学習者
- お金をあまりかけずに、少しずつ英語に慣れていきたい学習者
- 英字新聞に興味はあるが本格的なものはちょっと…と思っている学習者
TOEICのスコア分布
795点以上のスコアが取れる人は受験者の中で上位約16%以内です
800点を超えれば就活・転職でも自信を持って報告できるレンジだと思います
(引用:TOEIC公式ホームページ, HP)
英語学習における三読学習の重要性
TOEICに打ち込んでいた時期に英語学習方法については本当にたくさん試行錯誤しました
その中で最終的に三読学習の重要性に気づきました。
三読学習とは次の通りです。
①音読
英文を声に出して読む学習法。
黙読すると無意識に読んだつもりになっている時があります。
しかし、音読すると読み飛ばしが出来なくなり、かつ必然的に前から読むことになります。
これを繰り返すことで英文を英語の語順で理解することに脳が慣れていきます。
また、シャドーイングも音読の一つです。
聞きながらそれを即座に口から再現することで、英語の音としての理解が高まり発音が矯正されます。
また、聞くと話すというマルチタスクをこなすことが負荷トレーニングになり、聞くという単純作業に戻った場合に脳が圧倒的に情報処理しやすくなっています。
これはTOEICではPart1〜4がリスニングなのでこの範囲全部に有効です。
②精読
英文を徹底的に構造解析する学習法。
英文は文法ルールに必ず従っており、逸脱などありません。
そのため、どの英文に対しても完璧に品詞と構文が説明できればそれは”文法学習の終わり”だと私は思っています。
しかし、実際に品詞や構文を解析していくと説明ができない箇所が出てきます。
この気づきが重要です。そこの文法知識が不足しているので、あらためて文法学習をやり直します。TOEICだとPart5は短文中の、Part6は長文中の文法問題です。
精読を繰り返し行い、文法知識が高まっていれば回答速度、正答率は自然に上がります。
③多読
ジャンル問わず、たくさんの英文に触れる学習。
①、②とは異なりこちらは気楽に取り組みたい学習です。
質よりも量が重要なので飽きずに続ける続けることが大切です。
TOEICは常に新しい英文を読むことになります。常日頃から雑食的に読むことで自分の中に英文のストックが増えていきます。
こちらはコツコツ繰り返すことで読むことに脳が慣れ、英文を読む負荷が下がっていきます。
また、副次的な効果として展開の予想力が磨かれます。
私たちは日本語の記事を読むときは大なり小なり展開を予想しながら読んでいるはずなのです。
だからたくさん読むことでそれが英文でも可能となり、読むのも早くなります。
これは特にPart6と7の長文読解で生かされます。また、多読は単語学習にも有用です。
単語帳で覚えた単語に文章内で出くわすとリアルな意味と使われ方が強烈な印象となり、より深く脳に記憶されることになります。
英語学習はこの三読を満遍なく行うことで
になります
英字新聞「The Japan Times Alpha」は実体験から三読学習をコスパよく満たすアイテムとして最高だと自信を持って言えるので以下にその魅力を紹介していきます
「The Japan Times Alpha」の魅力
金銭的、心理的が負担が小さい
以下が購読・購入方法の案内になります。
まず「The Japan Times Alpha」は週刊誌です。これがとても重要なポイントです。
本家のThe Japan Timesだと日刊で、英語に慣れていない英語学習者は毎日読むことが負担となり消化不良を起こしやすいです。
これが続くとお金を払っている割には活かせていない…というマインドになり、挫折してしまいます。
しかし、週刊であれば状況は大きく異なります
まず、金銭的負担が減ります。1部はたった380円、月極でも約1,450円しかかかりません
そして精神的な負担も小さくできます。週刊誌なら毎日1記事だけ読む、週末にまとめて複数記事を読むなどマイルールを工夫することで消化不良を起こさず、継続しやすいです。
習慣化が目的な最初のハードルは絶対に低い方がいいのです
記事の内容とレベルが豊富
「The Japan Times Alpha」には様々なジャンルとレベルの記事が用意されています。
これも私が幅広い学習者にオススメできると考えているポイントの1つです
記事の難易度は3段階に分かれています
- ☆:Easy →TOEICスコア550未満の人向け
- ☆☆:Intermediate →TOEICスコア550〜800の人向け
- ☆☆☆:Advanced →TOEICスコア800以上の人向け
記事を読む前にレベルが分かるのはいいですよね
自分のレベルに合ったものを選ぶもよし、上のレベルにチャレンジしてもよしです
記事の内容も国内外の政治、経済、スポーツ、芸能など多岐に渡っています。
テレビやネットで既に見聞きした内容を英語で読むことになるため、理解しやすく、英語ではこうやって表現するのかという気づきが多いです。
個人的には奇数週のBusiness&TechのビジネスIT関連の記事が好きでした
どこでも読める(嵩張らない、電気・ネット不要)
個人的に「The Japan Times Alpha」がオススメできるポイントの1つにどこでも読めるというのがあります。
これは2つの良いポイントがあります。
①嵩張らない
「The Japan Times Alpha」は24ページなので嵩張りません。ビジネスバッグやリュックなどのサッと入れることができるので出張に行く際はよく一緒に持って行ってました。
②電気・ネット不要
スマホ全盛期のこの時代、電子版という選択肢もありますが個人的には紙を断然オススメします。紙なら電気やネットを気にせずにいつでも読めます。
1つの記事が短いものも多いので、移動中などの隙間時間でコツコツ読み進めることできるのもオススメポイントです。
精読と多読に役に立つ
肝心の学習効果ですが、先の三読学習のうち「The Japan Times Alpha」は特に精読と多読に役に立ちます。
★精読について
精読については紙で購入することで直接書き込みを行なって品詞と構文の解析を行うことができます。
毎週新しい問題がやってくるようなものです。
私はよく赤ボールペンを使って品詞や構文を取る練習を行なっていました。
毎週繰り返し行うことで段々と早くなり、前から戻り読みせずに理解できるようになっていきます。
★多読について
多読が英字新聞を購読する最大のメリットだと思っています。
多読しようと意気込んでも日本語でも興味がわかない文章を読むのは苦痛で挫折しやすいです。
しかし、「The Japan Times Alpha」は先にも書いたように記事のジャンルが豊富です。
最低でも1つは面白いと思う記事があるはずです。
まずはそれを読む習慣を作ることから始めればいいのです。
私はスポーツが好きなのでメジャーリーグやワールドカップなどの記事はもれなく全部読んでいました。
二刀流の大谷選手の活躍で有名になった通称”大谷ルール”と呼ばれるDH解除。
このDHは何の略か知っていますか?答えは「Designated Hitter」です。
Designatedは任命する・指名するという意味のDesignateの過去分詞形、Hitterは打者のことなのでこれで指名打者という意味になります。
これも「The Japan Times Alpha」で私は覚えることが出来ました。
TOEIC対策の単語帳の決定版である”金のフレーズ”、通称”金フレ”をやっている学習者は多いと思いますが、そこで覚えたような単語にも記事内で出会うことがあるのでこれも単語定着に役に立ちます。
精読と多読に役に立つ
「The Japan Times Alpha」購読者の特典として予備校講師の斎藤先生による1面のリーディングを見ることができます。
紙面内にコードがありますし、定期購読して会員登録していれば専用サイトからも見にいくことができます。
斎藤先生は予備講師なので文法解説は本格的でこれがおまけで無料で見るのはすごい特典だと個人的には思っています。
1面の読み解き方に合わせて毎回文法トピックを一つ選び解説してくれます。
個人的には前置詞の持つイメージから熟語を説明してくれる回などが好きです。
大人になってから英語の学び直しをしている人などは論理的理解が重要です。その点からも納得感があるので記憶が長く定着しやすいです。
今回は打ち込んだ英語学習から私が本当にオススメしたい「The Japan Times Alpha」で記事を書いてみました。英語学習者の参考になれば幸いです。
株うさぎ
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