コツが分かればコーヒーの味は自分で簡単に調整できる【自宅で4:6メソッド】

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☕️コーヒー

この記事は次のような課題を解決します

 【解決される課題】

  1. コーヒーの味がどのように作られているか が分かる
  2. 4:6メソッドで好みの味わいを作る方法 が分かる
株うさぎ
株うさぎ

毎朝、自分でドリップするほどコーヒー好きの『株うさぎ』と申します。コーヒーが思った味わいにならない(もっと酸味を強調したい、甘味が欲しい、しっかりコクが出したい等)時に役に立つのが4:6メソッドです。そのコツを紹介しますので、覚えて自分好みの味わいを自宅で楽しめるようになってください!

自分で淹れているコーヒーに満足していますか?

せっかくだからコーヒー豆を買って、自宅で美味しく飲みたい。そう思ってトライしたけど、期待した味にならなくて。かといってどのように工夫したらいいかよく分からない。

株うさぎ
株うさぎ

それ、『4:6メソッド』を使い、調整のコツを理解することで、自分好みの味に直すことができるかもしれません。

4:6メソッドとは?

味の調整をするのに役立つ方法、それが『4:6メソッド』によるコーヒーの抽出です。私は基本的に毎日、このやり方でコーヒーを淹れています。

『4:6メソッド』はWorld Brewers Cup 2016でアジア人初の世界制覇を達成された『粕谷 哲』さんが考案されたハンドドリップの手法です。

粕谷 哲さんとは

2012年に1型糖尿病を発病し、入院生活中にコーヒーに目覚める。
2013年バリスタとしての道を進み始め、2016年6月World Brewers Cup 2016にて日本人初の決勝進出、そして、アジア人初の世界制覇を達成。
世界チャンピオンとなった今、アジアや日本各地でセミナーやワークショップを行い、精力的に次世代のバリスタ育成や一般消費者に向けてコーヒーの魅力を発信している。

現在は千葉県船橋市で自身の立ち上げた自家焙煎スペシャルティコーヒー店、株式会社Philocoffea(フィロコフィア)を経営する。

引用元;株式会社Philocoffea代表取締役 粕谷哲 | 株式会社コーヒーのあるところ (tetsukasuya.com)

粕谷さんが代表取締役を務めている「株式会社Philocoffea(フィロコフィア)」のホームページでは『4:6メソッド』は次のように紹介されています。

「4:6メソッド」とは…

使うお湯の総湯量を40%と60%にわけて、それぞれで味と濃度の調整をする粕谷考案の画期的なハンドドリップの方法
従来のようなお湯を注ぐなどの“ テクニック”による味の調整ではなく、注ぐお湯の量など“ 数字 ”で見える箇所での味の調整を可能にした革新的な手法で、「誰でも簡単に美味しいコーヒーを淹れられる」というコンセプトから作られました。
また、使い方が簡単なだけではなく、非常に優れた味わいを作ることが出来るとして、世界中のトップバリスタをはじめとしたコーヒー愛好家たちに愛用、支持されている抽出方法です。この4:6メソッドはWorld Brewers Cup 2016にて世界に披露され、簡単かつ革新的な手法とその優れた味わいが評価されて、粕谷はアジア人初の世界チャンピオンに輝きました。

引用元;粕谷哲こだわりのコーヒーの淹れ方 46メソッドとは? – PHILOCOFFEA

このよう『4:6メソッド』はテクニックではなく、「数字の管理」で味をコントロールすることを目的とした手法です。そのため味に対する対処がシンプルで、そのコツを覚えれば誰でも自分好みの味を作れます。

そもそも4:6とは?

そもそもこの「4:6」とは何を表しているのでしょうか?

答えはお湯の比率です。

これはコーヒーの味が豆からどうやって取り出されているのか、を知る必要があります。実はコーヒー豆からお湯を使いドリップしている時、私たちが飲むあの味がずっと出ているわけではありません。最初の方に濃く、コーヒーらしい甘味や酸味が出ているのです。そして後半は味があまり出ず、味を作るというより好みの濃度感に薄めていっているイメージなのです。

『4:6メソッド』では使うお湯の総量を40%と60%に分け、前半で味のために40%、後半に濃度調整のために60%を使うというコンセプトになっています。

前半40%で味を調整

ここで調整する味とは「酸味」「甘味」のバランスになります。

どちらを重視したいか考えてみましょう。ナッツやチョコレートのような甘味のあるコーヒーにしたいのか、果実感のあるジューシーな酸味のあるコーヒーにしたいのか。

これを2回の注湯のどちらを多くするかで調整していきます。1投目が多めなら「酸味が強調された味わい」、2投目が多めなら「しっかりと甘味がある味わい」になります。

『4:6メソッド』では粉量20g、湯量300gのレシピが標準です。これベースにすると、総湯量の40%である120gを次のように使うイメージになります。

表 湯量のバランスと味わいの関係

酸味重視バランス重視甘味重視
1投目70g60g50g
2投目5060g70g
株うさぎ
株うさぎ

クリアな酸味を楽しみたいなら1投目多め、まろやかな甘さが欲しいなら2投目多めにすることで調整可能です。テクニックではなく、数字でのコントロールだから再現性も高い!

後半60%で味を調整

次にどういった濃度感にしたいか考えてみましょう。しっかりとしたコクが欲しいのか、あっさりとした雰囲気にしたいのか。

濃度感は注湯回数で調整していきます。注湯回数を増やし、細かく刻んでお湯を注ぐことで濃度感を高めることができます。

先ほどの標準レシピをベースにすると、総湯量の60%である180gを次のように使うイメージになります。

表 注湯回数と濃度感の関係

濃度薄め中間的な濃さ濃度濃いめ
注湯回数1回2回3回
1投目180g(終了)90g60g
2投目90g(終了)60g
3投目60g(終了)
株うさぎ
株うさぎ

あっさりさせたいなら後半は1回注湯、しっかりとコクを楽しみたいなら細かく3回注湯。これで濃度感を調整可能です。ここでもテクニックではなく、数字でのコントロールだから再現性も高い!

コーヒー豆とドリッパーはどうする?

コーヒー豆のポイントは1つだけ。粗挽きの粉を使うこと。

粗挽きにすることで抽出効率が下がり、雑味が出にくくなります。しかし、『4:6メソッド』は断続的に注湯し、お湯が抜けきってから次のお湯を注いでいくこと方法なので、粗挽きでもしっかりと味を引き出すことができます。

次にドリッパーですが、『4:6メソッド』はハリオのV60で開発された手法なので推奨されるのは『V60ドリッパー』です。ただ、粕谷さんも以下の動画で『ウェーブドリッパー』でも通用するか検証されており、問題なしとの結論です。

私も『ウェーブドリッパー』で何回も実践していますが、当然問題ないですし、この2つのドリッパーを変えることでも味わいを変えられることが分かりました。この部分は次で紹介させていただきます。

4:6メソッドを実践

株うさぎ
株うさぎ

ここからは実際のドリップで『4:6メソッド』の使った例を紹介させていただきます

今回はポストコーヒーで届いた「コロンビア エル・ボンボ」を淹れていきたいと思います。

↓このコーヒーに関する記事はこちら

今回は一人分なので粉10g、総湯量150gで抽出を行なっていきます。前半(40%)はバランス重視で1投目と2投目を同じ湯量、後半(60%)は濃度感を出すために3投にします。この場合は全部で5投となり、それぞれで30gずつ淹れていくプランです。

次にドリッパー選びです。私は『V60ドリッパー』と『ウェーブドリッパー』を持っています。以下のイメージで使い分けています。今回は「しっかりとした味わい」を目指し、『ウェーブドリッパー』を選びます。

 【私のドリッパー選び】

  1. 『V60ドリッパー』
    • お湯抜けがいいのでクリアな味わいになる
  2. 『ウェーブドリッパー』
    • お湯が溜まり、抜けが緩やかなのでしっかりした味わいになる

今回は1杯どりなのでマグカップの上にドリッパーを直接セットしました。私はTOEICの勉強用に買ったタイマーで時間を測っています。

株うさぎ
株うさぎ

コーヒースケールも欲しいのですが、これで成立してしまっているのでなかなか買えません。このスケールが壊れるまでこのままかも。

お湯でフィルターをリンスし、粉10gをセットしました。よーいスタート!

1回目の30g。蒸らしていきます。酸味好きならここで多めに淹れましょう。

2回目の30gで合計60g。甘味が欲しいならこちらを多めに淹れましょう。

今回は1杯どりなので粉量と全湯量が少なく、どんどん注いでしまうと味わいが薄くなってしまいます。(湯面を上げると、粉に触れずに抜けていってしまうお湯の量が増え、味が薄くなります)そこで、今回はお湯を細くゆっくり淹れて湯面を高くしないようにしました。

3回目の30gで合計90g。ここからは濃度調整のパートです。薄めが好きな人はここで1投で後半60%を注ぎきってください。

また、『4:6メソッド』では後半60%ではお湯は勢いよく、ジャバジャバと注いで粉を撹拌することが推奨されており、その通り注ぎます。

4回目の30gで合計120g。もう少しでおしまいです。

5回目の30gで合計150g。これでお湯を落とし切って完成です。

株うさぎ
株うさぎ

これで今回もしっかりとコクのある、狙い通りの味わいのコーヒーが出来上がりました。

まとめ

いかがだったでしょうか?

『4:6メソッド』はテクニックではなく、「数字の管理」で味をコントロールすることを目的とした手法です。これ淹れ方のコツを覚えたら美味しいコーヒーが安定して淹れられるようになると思います。

株うさぎ
株うさぎ

一度『4:6メソッド』でコーヒーを淹れてみて、そこから調整していくことで好みの味わいに合わせていくことができます。ぜひ一度試してみてください。

株うさぎ Twitterやってます→@flat23_10000

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