この記事を書いている『株式投資実践者の株うさぎ』はこんな人です。
本記事を書いているのはこんな人
- 2012〜2013年に「うまくやれば早く、楽して稼げそうという理由で短期トレードがメインの株式投資を実践するも失敗して引退。
- 株価が少し上がったら売り、少し下がっても売りで利益はマイナス、手数料だけたくさん払いました。。。
- 2022年につみたてNISAをきっかけにリベンジを決意。資産運用の本を読み(2023年12月末時点で20冊)、インデックス投資と配当株投資を実践
- ゆっくり資産拡大を目指し中(再現性と継続性を重視)
- 【現在の投資実績】
- つみたてNISAでインデックス投資を実践中(2022年開始〜現在)
- 【参考にしている本①】:ジェイソン流お金の増やし方(1,430円)
- 【参考にしている本②】:ジェイソン流お金の増やし方(869円)
- 自分はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がメイン
- 2023年の含み損益:+16.07%
- 妻はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)がメイン
- 2023年の含み損益:+18.05%
- 日本個別株で配当株投資を実践中(2023年開始〜現在)
- 【参考にしている本③】:オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資(1,650円)
- 【参考にしている本④】:年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資(1,738円)
- 2023年の受け取り配当金:4,7439 円
- 米国ETF(米国ドル建て)で配当株投資を実践中(2023年開始〜現在)
- 【参考にしている本⑤】:バカでも稼げる 「米国株」高配当投資(1,515円)
- 2023年の受け取り配当金:$146.52
自称(?)日本一アンチの多い米国株ブログ「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ」の管理人であるバフェット太郎さんの著書『バカでも稼げる 「米国株」高配当投資』を読みました。
私は本書を参考に米国株に投資し、初心者でも1年で購入代は回収できました。あとは時間をかけてじっくりとリターンを増やしていこうと思います。米国株で配当株投資に興味がある人は同じく購入して実践してみてはいかがでしょうか?
本記事ではポイントを紹介します。
紹介する本はこちら↓
タイトル: バカでも稼げる「米国株」高配当投資
著者: バフェット太郎
ページ数: 208ページ
価格: 1,515円
発売日: 2019/1/24
↓たくさん読書したい方はKindle Unlimitedへの入会がおすすめ
*バフェット太郎さんは2023年10月時点でX(旧 Twitter)のフォロワーが31.1万にもいる大人気の投資家さんです。
この記事は次のような方にオススメです!
【この記事を読んでみる価値がある人】
- 将来にお金の不安を抱えていて、そのヒントを探している人
- 日本株より稼げそうだけどやり方が難しそうな『米国株投資』に興味がある人
- 難しいトレードを頻繁しなくてもいい『配当株投資』に興味がある人
配当株実践者である私が考える、この本から学べるポイントは次の3つです。
【本書の3つのポイント】
- 米国株投資が簡単で最強な理由
- 米国株を始めるのに英語力はなくて大丈夫
- 米国が世界一のマーケットで世界のスタンダード
- 米国に配当による還元意識が日本と段違いで、「配当再投資」により複利効果が加速しやすい
- マネーマシンを作る配当再投資法とは
- マネーマシンのエンジンは配当金。だから永続的に配当金を生み出せるか?という視点で企業を選び、キラキラしていない王道企業でマネーマシンを構成する
- 配当金を受け取ったら株を買う。シンプルにこれを繰り返せばOK。
- マネーマシンは「連続増配株」で構成されているのがベスト
- 高配当マネーマシンの作り方3ステップ
- リスク分散と管理の手間のバランスから銘柄数は8〜16に設定
- 配当再投資戦略なら不況にも強いディフェンシブ銘柄中心でOK
- 始めるならバフェット太郎氏推奨の黄金銘柄30種から選べばOK
本書は米国株の配当再投資でマネーマシンを作る方法が書かれています。簡単で最強な米国株を理解したら、誰でも始められるやり方なので学ぶ価値ありです!
米国株投資が簡単で最強な理由とは
そもそも米国株をやるのに英語は必要?
英語が読めないからアメリカ株ってなんだか難しそう
米国株を始めようと思っても”言葉の壁”に躊躇する人は多いのではないでしょうか。
これに対してバフェット太郎さんからのメッセージが次です。
米国株投資なんてスタバでフラペチーノ飲むくらいカンタン
バカでも稼げる 「米国株」高配当投資 (バフェット太郎.)
安心してください。私もやっていますが、米国株投資の購入などは日本語でもできます。
今はネット證券を使えば簡単に世界のマーケットにアクセスできる時代でき、米国株の売買もネット證券から日本語で可能です。
経済ニュースもBloombergなどで日本語で読むことができます。
結論:米国株を始めるのに英語力がなくても問題はありません
資産運用に「株」が最強な理由
米国株に話を進める前に「株式投資」が最強な理由を説明します。
資産運用をするのであれば「株」は欠かせません。
これは米国のジェレミー・シーゲル博士の研究から判明しています。
ジェレミー・シーゲル博士?
ジェレミー・シーゲル博士は、ペンシルベニア大学大学院(ウォートン・スクール)の金融論の教授です。
シーゲル博士が約200年(1802年〜2006年)の米国における①株式、②長期国債、③短期国債、④金、⑤現金(=米ドル)の5つのリターンを調べた結果が次になります。
(引用:『株式投資第4版』(ジェレミー・シーゲル/日経BP出版))
この調査から『いずれの時代においても株式が債券を上回った』ことが判明しました。
債券も金融資産ですがインフレが進行した際(=米ドルの価値が低下している1930年以降)にそのリターンが低下したのに対し、株式は常に高いリターン出していたことも分かります。
リターンを求めるならいつの時代も投資は債券ではなく、株式にすべきなのです。
結論:200年の歴史が「株式による資産運用が最強」だと証明している
資産運用に「米国」株が最強な理由
では次に投資先としてなぜ「米国株」が最強かについて説明します。
下の図が日経平均とS&P500を比較したものです。(1990年1月~2022年8月(1990年1月末を100として指数化))
(引用:マネックス證券HP, S&P500と日経平均のチャート比較, リンク)
日本株と米国株の差は一目瞭然ですね
日本は75と上がっていないどころか100を下回っています。
これは1996年以降、労働生産人口(15〜64歳までの働ける人の数)が減少、企業も過剰な設備投資などから業績が悪化。株価は伸び悩んでいる状況です。
しかし、米国は基本的には右肩あがりで成長を続けているのが見て分かると思います。
そして、米国の株式市場は世界の半分で、ここに投資することはグローバルスタンダードなのです。
また、本書は「高配当株投資」がメインですが、この配当の観点からも米国株が最適です。
米国企業には次のような強みを持つ企業がゴロゴロしています。
- 参入障壁が高くて競争優位性がある
- 価格競争にさらされず、高い利益率を確保できる
- 圧倒的なネットワーク効果と市場シェアを有する
- コストを抑制し、量を捌ける効率経営ができる
この2つにより企業は高い営業利益率を維持することができます。事実、米国には25年以上連続増配を達成している企業は100社以上もあります。有名どころだと次のような感じです。
企業名 | 業種 | 連続増配年数 |
P&G | トイレタリー用品 | 68年 |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 医薬 | 60年 |
コカ・コーラ | ノンアルコール飲料 | 60年 |
マクドナルド | レストラン・バー | 46年 |
エクソンモービル | 総合石油・ガス | 40年 |
聞いたことがある企業名ばかりではないでしょうか。これらは40年以上も連続増配を継続させています。
日本にも連続増配を25年以上続けている企業はないの?
これに比べて日本はというと2023年10月の時点で花王(33年)とSPK(25年)のたった2社しかありません。
連続増配は単純な経営力だけでなく、企業文化の違いもあります。
日本企業は「株主連帯責任」の精神が強く、経営状態が悪くなると経営陣は平気で減配します。
一方、米国では「減配は経営失格」の烙印が押されるため、簡単に減配することは許されません。
このような企業文化の違いから増配が起こりやすく、「配当再投資」の手法の対象に米国株は最強なのです。
結論:米国が世界一のマーケットで世界のスタンダード。配当による還元意識が日本と段違いなので「増配」で「配当再投資」で複利効果が加速する。
マネーマシンを作る配当再投資法とは
バフェット太郎さんの戦略は次のようなものです。
バフェット太郎のポートフォリオは配当再投資戦略に最適化されていて、お金がお金を生むマネーマシンになっているので、資産が永続的に増え続けることが期待できます。
バカでも稼げる 「米国株」高配当投資 (バフェット太郎.)
いわゆる「配当の複利効果」を最大限に活かした戦略です。
【複利効果とは?】
株を保有していると配当金というお金を受け取ることができます。銀行でいうところの利子のようなものです。
この「配当再投資戦略」では受け取った配当金で株を買い増します。
そうすると株数が増えて、次にもらえる配当金が増えます。
そして、増えた配当金でまた多くの株を購入していく。そうするとまたたくさんの配当金が受け取る。
といった具合に資産拡大のループに入り、まさにマネーマシンが完成することになります。
これだけ聞くと簡単そうですが何か注意する点はないのかしら?
このマネーマシンの中身となる銘柄はの選び方が重要。長期保有するのにふさわしい銘柄で構成することが重要です。
マネーマシンを構成するのに適した銘柄とは?
株式投資で利益を得る方法は大きく分けて次の2つになります。
①株価差益
株を安い時に買って、高い時に売ることでその差益で儲ける方法です。キャピタルゲインとも呼ばれます。(日本の株式投資はこちらのイメージが多い)
②配当金
株を所有することでその企業の利益の一部を配当金として受け取ることができます。銀行の利子のイメージです。インカムゲインとも呼ばれます。
今回のマネーマシンは②の「配当金」の力を活用しています。
「株価差益」を利用しないので一度購入したら売らずに持ち続ける、「バイ&ホールド」するのがコスト面で有利なのです。だから、長期で配当を出し続けてくれる、稼ぐ力が強い(=キャッシュフローが安定している)銘柄を選ぶことが大切になります。
稼ぐ力が強い銘柄ってどんなもの?
これは地味で退屈で、誰もが「へー…」と言いそうな昔ながらの銘柄です。あえて言うならば“シワシワ銘柄”といったところでしょうか。
株式投資の世界にはブームがあり、一昔前だとバイオ、最近だとAIなどがあります。著書はこれらを”キラキラ銘柄”と呼び、安定したキャッシュフローが見込めない買ってはいけない銘柄だと言っています。
例えば、シワシワ銘柄の1つであるP&Gのような日用品が爆発的に売れることは想像しにくいと思います。でも、使わなくなる未来も想像できないですよね。
このように生活必需品関連銘柄は安定していて、市場規模も穏やかにした成長しないので株価が大きく上昇することはありません。だから、「株価差益」を狙っている人にはキラキラしておらず不人気です。
しかし、P&Gやコカ・コーラのように強固なブランドを築ければ、ライバルは太刀打ちできず、その分野から永続的で安定した利益が期待できます。
合わせて株主還元にも積極的であるかどうかもポイントですが、この点についてもコカ・コーラは利益の約8割、P&Gは利益の半分と申し分ありません。
このようにキラキラ銘柄に踊らされることなく、安定したシワシワ銘柄こそがマネーマシンに相応しい銘柄たちなのです。
結論:マネーマシンのエンジンは配当金。だから永続的に配当金を生み出せるか?という視点で企業を選び、キラキラしていない王道企業でマネーマシンを構成しよう。
配当再投資の力
「配当金を再投資するか・しないか」これで将来の資産に大きな差が生まれます。
配当金の再投資の力を甘く見てはいけません!
ここでまたもやシーゲル博士の研究結果を紹介いたします。
下の図は1871年に株式へ1,000ドル投資し、2003年末まで2つのケースで運用した場合の資産推移を示したものです。
(1)配当金を再投資したケース(黒線グラフ)
(2)配当金を現金のまま貯金していたケース(灰色線グラフ)
(引用:『株式投資の未来』(ジェレミー・シーゲル/日経BP出版))
ケース | 1871年 | 2003年 |
1)配当金を再投資 | 1,000ドル | 7,847,930ドル |
2)配当金を貯金(再投資せず) | 1,000ドル | 243386ドル |
このグラフは対数表記で分かりにくいですが、1メモリで10倍違います。
このように配当金を再投資した方が圧倒的に資産形増やすことができています。
結論:配当の再投資がないと資産は大きく増えない
配当は溜め込まずに投資する
配当が再投資できないと資産が増えないことは納得できたと思います。
しかし、多くの個人投資家は配当金を再投資せずに、①そのまま生活費で消費したり、②暴落時に使うためにため込んだりしてしまいます。
特に暴落はいつ起こるか誰にも分からないですし、そのまま株価が上がり続けて昔のほうが安く買えたなんていうケースも多くあります。
溜め込むことは「機会損失」になるので、積極的に再投資に使っていきましょう。
投資で完璧を目指すとうまくいかないケースが多いです。70〜80点でヨシという心構えでやる方が結果が安定して良かったりしますよ。
配当再投資を定期的に、暴落時にでも継続すべきなのは次のような意味があります。
なぜ連続増配株に投資しているのかと言いますと、弱気相場で配当を再投資することで、より多くの株数を増やすことができ、強気相場でリターンを爆発させることができるからなんです。
バカでも稼げる 「米国株」高配当投資 (バフェット太郎.)
このように「弱気相場(=株価が下がり続ける不調な時期)」の追加投資が、「強気相場(=株価が上がり続ける好調な時期)」になった時に大きな力になります。
でも、相場の中にいるとそれが弱気なのか強気なのか判断することは難しいです。
だからこそ、『機械的に配当を受けたら再投資する』というシンプルなルールに徹するのが一番効率的だと考えられます。
結論:配当金を受け取ったら株を買う。シンプルにこれを繰り返せばOK。
「連続増配株」と「高配当株」はちがう
最後に注意したいのが「連続増配株」と「高配当株」の違いです。
- 連続増配株
- 高い競争優位性やシェアから高利益率を誇り、増配を継続できる企業の株
- 不況時に株価が低下することで配当利回りが高くなる
- 結果、それで得た多くの配当金で割安になった株をたくさん買い増すことができるので好循環になりやすい
- 高配当株
- 異常な高配当は一時的な好業績を反映したものである場合がある
- もしくは、業績低迷で株価が下がった結果、配当利回りが高く見えるだけの場合がある
- これらの場合は持続性がなく、不況時に減配することが多々あるため、割安時にたくさん買うことはできず好循環になりにくい
マネーマシンには連続増配株を選択するようにしましょう。
そうすれば好循環が生まれ、雪だるま式にマネーマシンが完成していきます。
結論:マネーマシンは「連続増配株」で構成されているのがベスト
高配当マネーマシンの作り方3ステップ
バフェット太郎さん紹介している具体的なマネーマシンの作り方を説明していきます。
- STEP 1: 銘柄数の決定
- STEP 2: 景気循環別の銘柄数の決定
- STEP 3: 個別銘柄の決定
【STEP 1: 銘柄数の決定】
個人投資家の最適な銘柄数は8〜16です。
下の図は保有銘柄数とリスクの関係を表しています。
(引用:バフェット太郎の秘密のポートフォリオ, リンク)
銘柄数が1や2と少ないとリスクが高いというのは理解できると思います。
しかしリスク分散の効果は15銘柄を超えたあたりからほとんど変わりません。逆に増えるのが管理の手間です。
なので個人投資家としては8〜16銘柄くらいがちょうど良いと言えますね。
初めは10銘柄くらいから始めてみましょう。
結論:リスク分散と管理の手間のバランスから大雑把に10銘柄から始めてみよう
【STEP 2: 景気循環別の銘柄数の決定】
次に景気循環別の銘柄数を決定していきます。
次の図がセクター・ローテーションで、景気状況とその時期に強いセクター(=業種)を表しています。
(引用:景気サイクルとセクター・ローテーション, SBI証券HP)
景気循環 | 景気 | 金利 | 強いセクター |
回復 | 強い | 低い | ハイテク株、金融株 |
好況 | 強い | 高い | 資本財(工業株)、一般消費財株(消費循環株)、素材株 |
後退 | 弱い | 高い | エネルギー株 |
不況 | 弱い | 低い | 通信株、ヘルスケア株、消費安定株、公共株 |
景気は四季のように移り変わっていくものです。
景気の”回復局面”では低金利のため設備投資がしやすい環境です。そのため、ハイテク株や金融が株が強くなります。
そして、”好況”になると個人消費が活発化し、物やサービスが買われるようになるので工業株や素材株が強くなります。
これが段々と落ち着き、“後退局面”に移ると全体的に弱くなりますが、強いていうならばエネルギー株が強いです。
そして、“不況”になると株式市場全体が暴落しますが、それでも通信・ヘルスケア・公共といった株は生活必需品なので業績の落ち込みが小さく、暴落率も小さいので相対的に強いと言えます。これが「ディフェンシブ銘柄」たる由縁です。
そのため、長期で投資を考えるのであればどの時期にも対応できるよう、各景気循環時期に強い銘柄を保有していることが望ましいです。
例えばこんな組み合わせが考えられます。
例 | 回復 | 好況 | 後退 | 不況 |
モデル例1 (積極的) | 2銘柄 | 4銘柄 | 1銘柄 | 3銘柄 |
モデル例2 (保守的) | 3銘柄 | 2銘柄 | 1銘柄 | 4銘柄 |
モデル例3 (超保守的) 【バフェット太郎モデル】 | 1銘柄 | 1銘柄 | 1銘柄 | 7銘柄 |
バフェット太郎さんの場合は配当金重視か少ない銘柄で暴落耐性を高めるため、不況時に強いディフェンシブ銘柄」に偏った設計になっています。これが配当再投資戦略に最適化された比率ということですね。
結論:配当再投資戦略なら不況にも強いディフェンシブ銘柄中心でOK
【STEP 3: 個別銘柄の決定】
本書には「バフェット太郎厳選!マネーマシンに最適な黄金銘柄30種」として以下の銘柄の特徴が紹介されています。
選定されたポイントは①永続的なキャッシュフローと②安定した配当が期待できるものになっています。
表 マネーマシンに最適な黄金銘柄30種
番号 | 企業名 | ティッカー | セクター | 詳細 |
1 | アップル | APPL | ハイテク | iPhoneやMacを販売 |
2 | マイクロソフト | MSFT | ハイテク | ウインドウズやエクセル等を販売 |
3 | インテル | INTC | ハイテク | 世界最大の半導体メーカー |
4 | IBM | IBM | ハイテク | ITサービス大手 |
5 | ウェルズ・ファーゴ | WFC | 金融 | リテール銀行大手 |
6 | USバンコープ | USB | 金融 | 総合金融サービスを提供 |
7 | スリーエム | MMM | 資本財 | コングリマリット大手 |
8 | ユニオン・パシフィック | UNP | 資本財 | 米国最大の鉄道輸送会社 |
9 | キャタピラー | CAT | 資本財 | 世界最大の重機メーカー |
10 | エマソン・エレクトリック | EMR | 資本財 | 電気・電子機器の製造 |
11 | ホームデポ | HD | 一般消費財 | 世界最大のホームセンター |
12 | マクドナルド | MCD | 一般消費財 | 世界最大の外食チェーン |
13 | エクソン・モービル | XOM | エネルギー | 世界最大の石油会社 |
14 | シェブロン | CVX | エネルギー | 石油世界最大手の一角 |
15 | プロクター&ギャンブル | PG | 生活必需品 | 世界最大の日用品会社 |
16 | コカ・コーラ | KO | 生活必需品 | ソフトドリンクで世界最大級 |
17 | ペプシコ | PEP | 生活必需品 | ソフトドリンクとスナック菓子で米最大級 |
18 | フィリップ・モリス ・インターナショナル | PM | 生活必需品 | 世界最大のタバコ会社 |
19 | アルトリア・グループ | MO | 生活必需品 | 米最大のタバコ会社 |
20 | ウォルマート | WMT | 生活必需品 | 世界最大の小売りチェーン |
21 | コルゲート・パルモリーヴ | CL | 生活必需品 | 米家庭用品で3位 |
22 | モリデリーズ ・インターナショナル | MDLZ | 生活必需品 | 食品大手でビスケット、チョコで世界一 |
23 | クラフト・ハインツ | KHC | 生活必需品 | 世界5位の食品会社 |
24 | ジョンソン・エンド ・ジョンソン | JNJ | ヘルスケア | トータル・ヘルスケア大手 |
25 | アッヴィ | ABBV | ヘルスケア | バイオ製薬大手 |
26 | アムジェン | AMGN | ヘルスケア | バイオ医薬品メーカー大手 |
27 | アボット・ラボラトリーズ | ABT | ヘルスケア | ヘルスケア総合大手 |
28 | AT&T | T | 通信 | 世界最大級の通信サービス会社 |
29 | ベライゾン ・コミュニケーションズ | VZ | 通信 | 世界最大級の通信サービス会社 |
30 | サザン | SO | 公共事業 | 米最大級の電力・ガス会社 |
STEP 2で決定した景気循環別の銘柄数をこの中から選べばそれで「高配当マネーマシン」のポートフォリオが完成です。
参考にバフェット太郎さんの例を載せておきます
表 バフェット太郎さんのポートフォリオ
番号 | 企業名 | ティッカー | セクター | 景気循環 |
1 | IBM | IBM | ハイテク | 回復 |
2 | マクドナルド | MCD | 一般消費財 | 好況 |
3 | エクソン・モービル | XOM | エネルギー | 後退 |
4 | プロクター&ギャンブル | PG | 生活必需品 | 不況 |
5 | コカ・コーラ | KO | 生活必需品 | 不況 |
6 | ウォルマート | WMT | 生活必需品 | 不況 |
7 | フィリップ・モリス ・インターナショナル | PM | 生活必需品 | 不況 |
8 | アルトリア・グループ | MO | 生活必需品 | 不況 |
9 | ジョンソン・エンド ・ジョンソン | JNJ | ヘルスケア | 不況 |
10 | ベライゾン ・コミュニケーションズ | VZ | 通信 | 不況 |
結論:始めるなら黄金銘柄30種から10銘柄を選べばOK
(おまけ)クソダサい投資家にならないために
最後にクソダサい投資家にならないためのバフェット太郎さんからの教え3点をまとめておきます。
ゆっくりお金持ちになろう
アマゾン・ドットコムのジェフ・ベゾスCEOはウォーレン・バフェット氏とランチをした際に、こう質問したことがあるそうです。
「なぜ、あなたの投資哲学はシンプルで分かりやすいのに、誰もそれをマネしようとしないのですか?」
これに対して、バフェットは次のように答えたそうです。
「誰もゆっくりとお金持ちになりたいなんで考えていないよ。みんなソッコーでお金持ちになりたいと考えているんだ」
人は誰もゆっくりお金持ちになりたいなんて思っていないのです。
『配当株投資』は成果が出るのに時間がかかります。すぐにお金持ちにはなれません。
でも、シンプルで再現性が高く、暴落すら味方にできる素晴らしい投資手法です。
これを成長を続けている米国株で実行すれば恩恵を受けれる可能性は高いでしょう。
短期思考のギャンブル的な投資に走らず、長期思考でゆっくり進めていけば資産形成はうまくいくでしょう。
簡単なルールに従うロボット投資家になれ
投資で成功するための最後の要素はロボット投資家になれです。
投資で成功するためには、分かりやすい形で定めた意思決定プロセスと明文化した投資方針を一貫して必ず実行しなくちゃいけない。
バカでも稼げる 「米国株」高配当投資 (バフェット太郎.)
相場の変化に柔軟に対応すべきだ、それができる投資家だというイメージがあるかもしれません。
しかし、世界中の投資家が金融危機で資産を減らし、場合によっては退場させられてきたことを考えると相場に柔軟に対応するなど机上の空論だと言わざるえません。
ならば投資は明確なルールを設け、どのような相場になってもそのルールに従うロボット投資家になる方が賢明な判断だと言わざるえません。
投資において相場よりも自分の感情のコントロールの方が難しいかもしれません。明確な投資ルールを設けて、ロボットのように無感情でそれに従い続けるスタイルこそ最強です。
【まとめ】学べる3つのポイント
本書のポイントをおさらいします
【本書の3つのポイント】
- 米国株投資が簡単で最強な理由
- 米国株を始めるのに英語力がなくても問題なし
- 200年の歴史が「株式による資産運用が最強」だと証明されている
- 米国が世界一のマーケットで世界のスタンダード。そして、配当による還元意識が日本と段違いなので「配当再投資」で複利効果が加速しやすい
- マネーマシンを作る配当再投資法とは
- マネーマシンのエンジンは配当金。だから永続的に配当金を生み出せるか?という視点で企業を選び、キラキラしていない王道企業でマネーマシンを構成する
- 配当金を受け取ったら株を買う。シンプルにこれを繰り返せばOK。
- マネーマシンは「連続増配株」で構成されているのがベスト
- 高配当マネーマシンの作り方3ステップ
- リスク分散と管理の手間のバランスから銘柄数は8〜16に設定
- 配当再投資戦略なら不況にも強いディフェンシブ銘柄中心でOK
- 始めるならバフェット太郎氏推奨の黄金銘柄30種から選べばOK
いかがだったでしょうか?
本書を手元に置いて、お金を生み出す資産を積極的に購入して将来に備えましょう!
本は1回読んでも全て理解するのは難しいです。だから私も定期的に読み返しています
最後まで読んでいただきありがとうございました。
*実際の投資は自己判断でよろしくお願いいたします。
株うさぎ Twitterやってます→@flat23_10000
コメント